自分は少しでもストレスを感じると辞めてしまう飽き性とはまた違う拗れ方をしてるせいで
ちょっとシビアなバランスのゲームはもちろん途中で投げてしまうし、死にゲーなんかほとんどクリアしたことがありません。
唯一クリアしたことがあるダークソウルRemastardもステータスをパワーとスタミナに全振りにして回復アイテムをがぶ飲みしながらパワープレイしてクリアしました。
そんな自分が久しぶりに手を出した死にゲー【Returnal(以下リターナル)】。
実はPS5専用タイトルという理由だけで飛びついて遊んでみたら死にゲーだったという明けてびっくり状態だったのですが。意外や意外。
難易度は決して低くないのに遊べばば遊ぶほど。
死ねば死ぬほどその世界観と深淵に惹き込まれる魔性の死にゲー
リターナルのクリア後レビューだ。
タイトル紹介
先に断っておくとリターナルのエンドコンテンツがシナリオの解読とか言われるぐらいストーリーに関しては難解、というよりあまりに説明が無さすぎるのでリターナルはストーリーよりゲームプレイを楽しむものという前提でお話ししたい。
その上でリターナルの特徴はこんな感じ
- 何面で死んでも1面の入り口からやり直し
- 死ぬと特定のアイテム以外全て失う
- レベルも1からやり直し
- 装備も初期に戻る
- エリアの構成がランダム
- 戦闘は銃メイン
- 基本的に団体戦で遠距離からの撃ち合い
他のタイトルに置き換えて説明するとDeadSellsのルールでやるTPSシューティングです。
解放されたアイテムのバリエーションや進行度は引き継がれ、それ以外は失うといったもの。
そう言われるととてつもない難易度のゲームに聞こえるが
そんな理不尽を経験してもなお挑もうと思わされるのがリターナルの飴と鞭。
理不尽級の難易度と救済措置の緩急
リターナルは1面から2面に進むためにはステージの端から端まで駆け抜けないといけない代わりに、一度でも次のステージに入るとリスポーン地点の近くに他のステージのショートカットができるという救済措置がある。
更に2面と3面に入るときに、回復アイテムとそのステージに挑むに必要なレベルまで一気に引き上げてくれるキャリブレーターというアイテムが用意されてるので毎回レベル上げして挑む必要もないという優しさ。
死んだときに失うものが大きい代わりに一度乗り越えると次の挑戦を大きくサポートしてくれる。正に飴と鞭。そのバランスが絶妙なのが死にゲーなのに嫌にならない一つの要因だろう。
都度変わる戦術
リターナルは死ぬたびに初期装備に戻り、熟練度(拾える武器のレベル)もリセットされるのでその都度道中で見かける武器を持ち替えながら挑むことになる。
ステージが後半になる程ボス戦までに探索できるエリアが増えるので武器を厳選することもできなくはないのですが、運が悪いとボス直前まで武器を拾えなくて初期装備のままボスに挑むことになったり、適性が低い武器のまま挑むことになったりと毎回万全の体制で挑めるわけではない。というのがまた面白いところ。
ちなみに武器の種類も豊富でいろんなクセのある武器で攻略する楽しさと、レベル1だと使い物にならなかった武器が後半、レベル25になると評価が180度変わるような武器になったり。
前のステージまで最強武器だったものが突然歯が立たなくなったり。
武器も消耗品も毎回違うものを持って戦うことになるのが、
次はこの武器で、このアイテムを持って挑んでみようというチャレンジ精神を掻き立てられる。
美しく奇妙な世界と音
リターナルの舞台である謎の惑星アトロポス。
深海のように幻想的でどこか不気味な深緑の遺跡
砂嵐が吹き荒れる紅蓮の荒地
さまざまな兵器が蠢く要塞跡
そしてそこに蔓延る動物のようでありエイリアンのような姿のクリーチャー。
クトゥルフ神話をモチーフにしてるということもあり、体から触手を生やした生き物が多く
エリアの至る所にイソギンチャクのようや植物が生い茂っている。
そんな幻想的な世界により没入させるPS5の3Dオーディオ。
周りを取り囲む敵の気配、原生植物が蠢く音。
風の音、機械の音、雄叫び、断末魔。
リターナルを遊んで改めて、PS5と3Dヘッドセットは切っても切り離せないものであると再確認できた。持ってない人はなんとしても手に入れよう。
これからリターナルを始める人へ
これを読んでリターナルを始めてみよう!
と思ってくれた人のために、前回プレイして間もない頃に書いたアドバイスをクリアした者の視点で再構成してご紹介して終わりにする。