宇宙世紀はZと逆シャアしかまともにみてない自分が宇宙世紀の集大成みたいな作品を楽しめるのか。
その答えはユニコーンやナラティブのように単語知らないけど1本の話として面白い。みたいなわかりやすさこそないが
サンライズ最新の技術を持って描かれる超絶美麗なガンダム作品としては大満足というものだ。
特に人物の動きやカメラワークは他の作品と比べてもより人間らしく臨場感のあるものに仕上がっており、特に今作はガンダムの活躍よりもメッサーやグスタフカールといった量産機が市街地で戦闘を開始し、それに巻き込まれる市民やハサウェイの視点をメインに描かれることもありモビルスーツによって進化した戦争の恐ろしさが際立つ。
それを際立たせるのはもちろん作画の美しさもあるが、DolbyAtmosの音響の立体音響と大迫力の重低音。
最近のガンダム映画に使われるEDMっぽい重低音がリズム良くかかるアップテンポな曲や、戦場に響く重低音が胸を打ちより一層没入させられた。
が、今作は3部作のうちの第1作。ガンダムが見たかった自分としては顔見せ程度の登場でちょっと残念。あとやはり勢力の名前や土地の名前が宇宙世紀にわかにはよくわからない。
一応大筋のシナリオは逆シャアを見て、シャアとアムロとハサウェイのことを知っておくとわかるようになっていたので個人的には概ね満足である。